PocoPota

技術:それ以外 = 2:8 (うそかも)

筑波大学情報科学類AC入試合格体験記🚀

さてさっき筑波大学情報学群情報科学類 (coins) のAC入試の面接が終わったんで津々浦々書いていこうと思います。(空港&帰りの飛行機内で書いてる部分と、合格発表後に書いてる部分があります)

自分も特に自己推薦書を書く際などに色々AC入試の体験記事を参考にしたので書いておきたいなーという所存です。

筑波大学のAC入試については知っているという前提で書きます。

お主は何者??

自分の属性(記事公開時点)を書いておきます。

1次試験 (書類選考)

1次試験は書類選考でした。自己推薦書、志望理由書、調査書等を出しましたが主に自己推薦書で決められるのだと(勝手に)思っています。

自己推薦書は2年かけて開発・運用した文化祭入退場管理システムについて主に書きました。以下の記事をベースにアドミッション・ポリシーに適するように編集・追記して書き上げました。システムの内容に加えて今後研究したい内容とかも書きました。

Vivliostyleを使って組版して、文章類は全部Githubで管理しました。2.3万字程度、A4用紙27枚でまとめました。Githubを見てみると4月には最初のコミットがありますが、次のコミットは6月でそこからちゃんと書き始めたようです。

もちろん校閲を自分でも行うのですが、3回目以降の校閲とかやる気が無くなってきますね.... 高校の担任にも校閲をしてもらい技術的内容なのに全部目を通してチェエックしてくれました。感謝すぎます。

(校閲は量が多くても印刷した方がミスがよく見つかります。)

志望理由書は機械学習とそのWeb応用を研究したーいということをいい感じに書きました (投げやり)。

zenn.dev

zenn.dev

一次合格発表

学校で見ました。受かっていて良かったです。

受験番号的に70人近く応募した中から10人に絞られていて怖いですね。

受験番号が素数だったので合格を確信しました。(嘘)*2

二次試験 (面接)

二次試験は面接です。同じようなAC受験記がネットに公開されていたので参考にしつつ想定問答集的なものもある程度作ってみたりしました。役に立ったかは良くわかりません。

面接対策は担任(物理教員)と情報教員にしてもらいました。基本的な礼儀を軽く抑えておけば基本大丈夫でしょう。技術的な質問ばかりなので1次合格した人なら困らないというか、むしろ話したいほどでしょう。

ただし志望理由とか情報科学類である必要は答えれるようにしておいた方がいいでしょう。

面接2日前から東京に泊まってぶらぶら東京観光してました。東京タワーに行ったり、東京行くたびに寄るジュンク堂で1万円弱の出費をしたりと受験生とは思えぬ楽しみ方をしました。

東京観光ダイジェスト

当日は東京のホテルからつくばエクスプレスで大学まで行きました。集合時間の1時間半程前につくば駅に到着してしまったのでつくば駅最寄りのミスドでドーナツを食べて時間を潰しました。

そこから大学に入り、受付を済ませ待合室に行きましたが特に何もありませんでした。「他の受験生との会話はできません」と大きく書かれていたので会話もできず、事前に作っておいた想定問答集(印刷したやつ)を見ようとしましたが緊張で何も頭に入ってこなかったので諦めました。

筑波大学AC入試試験場看板

しばらくすると、(おそらく)アドミッションセンターの職員の方に呼び出され面接室前まで案内されます。面接室前で少し待ちましたが、その間面接官らの笑い声など(多分前の受験者のこととか?)が聞こえてきた記憶です。受験番号的に自分の前の受験生は受かってますねタブン。ナカヨクシヨウネ。

面接官にドアを開けられ中に誘導されるので荷物を置き、椅子に座ります。面接官3人からの質問にいい感じに答えていきます。

質問内容は以下に記しますが、流れとしては最初数分に志望理由等を聞かれ、その後自己推薦書を要約して技術的な質問が飛び交いました。

無事質問攻めに耐えたら退出です。退出の際には机に置いた自分の荷物を忘れずに持って帰りましょう。自分は置いて放置したまま退出してしまって、再度「失礼しまぁースゥゥゥゥ(小声)」で入る羽目になったので気をつけましょう!!!!!!!

面接室構成

ちなみに面接終了後、WORD部屋に連行されました。電車の都合で10分くらいしか居ませんでしたがすごかったです(語彙力)。

質問された内容

最後に逆質問がありました。

総合的な質問

  • 志望理由を教えてくだい
  • 自己推薦書を3分程度で要約してください*3

Crackerに関する質問

  • 開発は一人で行った?
  • 開発過程での精神的な変化は?(?)*4
  • 後輩に引き継ぐとかは考えている?
  • ドキュメントとかは残している?
  • ↑コードレベルで?
  • セキュリティ等の対策は何かしている?
  • 運用も一人でしたの?
  • 開発の規模感も自分で把握して開発?
  • デバッグとかテストとかはどうした?
  • 言語は何を使った?
  • JavaScriptPHPは動的型付け言語で扱いづらいイメージだがどう?
  • TypeScriptとかは使わないの?

機械学習に関する質問 *5

  • 研究室とかは具体的に知ってる?
  • Web開発と機械学習に関連性はある
  • 機械学習に興味を持ったきっかけは?
  • 機械学習のニュースとかは自分で調べたりしてる?

大学に関する質問

将来に関する質問

  • 将来の夢は?
  • 将来の具体的な企業とかある?

合格発表~~!!

合格発表の日は学校で、授業中に先生に許可をもらって一緒に授業を受けていたみんな (先生自分含め5人) と合否発表を見ました。

不合格だった時はどうしようかと思いながらWeb発表を見ましたが、どうやら合格していたようで良かったです。

ちなみに受かったことに動揺して次の授業の共テR対策では英文が全然頭に入ってきませんでした。

Twitter (現X) に合格の旨を報告すると、筑波大生を始めとする色んな人に祝っていただきました!いいねとリプの多さに筑波大を感じた次第*7です。

おわりに

どうやら無事大学生になれるようで一安心です。

入学までに5ヶ月程度のフリータイムが生まれたので、気になっていた技術で遊んだり、FEの勉強したりして過ごそうと思います。

来年度からお世話になる皆さんよろしくお願いします!!!

*1:合否に関係あるかは知らない

*2:最終合格者の中で唯一受験番号が奇数&素数の人です

*3:推定5分喋ったと思う

*4:そんなこと聞かれる!?

*5:志望理由書等で機械学習がしたいと書いていた

*6:微分方程式(大学範囲)とかできる?と聞かれて、予習も求められている???と困惑したけど、面接官側の把握ミスでした。焦った~

*7:筑波大学は大学Twitter影響力選手権で3位を獲得しています笑 https://x.com/daigaku_fyd/status/1850925099886751752

こんにちは世界

最愛のブログサービス「はてなブログ」を漁っていたら、昔取ったURLが残っていたので使ってみます。

 

普段は1日中パソコンに向かってプログラムを書いたり、書かなかったりみたいな生活しています。

技術的な話はZennとか他のブログに書くのでここは日記程度です。どうぞお手柔らかにお願いします🫠

 

どうも昔の癖ではてなブログはカスタマイズしまくりたい欲が出てしまうのですが、シンプルにやっていこうと思います。

ところで今設定してあるテーマかわいくないですか!?!?!?一目惚れってやつです。

うへへっ~って思いながら眺めています。

このブログのトップページ

blog.hatena.ne.jp

2023年振り返り

こっちに移行してきました。2023年振り返りなのに公開日が9月なのはそのせいです。許せ。

2023年のいろんな振り返りを結構雑にしていきます。

総括

2023年は今まで積み重ねてきた小さな個人開発が一つになった年な気がします。

初めての数百人規模で利用するシステム開発/運用やコンテストへの出場/受賞など様々な体験ができました。←文化祭入退場管理システムCracker

開発物

githubのコミット履歴を漁って何を作ったかまとめました。

ポートフォリオサイト再開発

自身のポートフォリオサイトをリニューアルしました。

初めてNext.jsを用いて開発を行ったものです。ヘッドレスCMSであるmicroCMSを利用してコンテンツやリンクの更新を行うことが出来るようになっています。

そこそこモダンデザイン(主観)に近づけたつもりではあります。

あとこのリニューアルに関して何も記事等で残していないのが残念です。

scg API

以前作っていたスーパーチャットの画像を生成できるスーパーチャットジェネレーターをAPI化したものです。Discord/LINE bot等でスーパーチャットを作れる機能として利用することができます。

PHPのGDで作られています。このAPIの開発後にGoogleからBudouXという日本語の自動改行に関するOSS(タブン)を発表していたのでAPIにも応用できないかなと考えていますが、特に何も実装には移していません。

GitHub - PocoPota/scg-api: SuperChat GeneratorのAPIです

PRIME judgment

ランダムな自然数が与えられるので、それが素数なのか合成数なのかを瞬時に判断し、その正答率と時間を競うゲームです。

まともにゲームを初めて作ってみました。仕組みとしてはそこまで難しいわけではなく、暇つぶしに作った感じです。JavaScriptメインです。

PRIME judgment

Cracker v1

高校の文化祭のための入退場管理システムを開発しました。詳しくはZennにまとめてあります。

ある一つの目的に向かってシステムを開発し、それを実際に数百人に使ってもらうのは責任もある程度伴うもので非常に良い経験になりました。

文化祭入退場管理システム"Cracker"開発・運用記

Cracker v2

Cracker v1をU-22プログラミング・コンテストに提出するためにほぼほぼ新規開発を行いました。

フロントエンドとバックエンドを分けて開発してみたり、REST APIを作ったり、まともにデータベースを触ってみたり、セキュリティを真面目に勉強してみたりと初めてのことを色々しました。詳しくはZennで。

またU22プロコンでは最終審査会まで進むことができ、経済産業省商務情報政策局長賞を頂きました。

文化祭入退場システムCrackerの再開発 【U22プロコン】

CSS門松

久々にCSSアートをしたいな~と思い門松を作りました。自分から見てもとても上出来です。

これをツイートしたところ2.5Kいいねももらい、ここまで(少しではあるが)伸びたのは初めてですね。

お正月だからCSSで門松作った

アウトプット

コンテスト・受賞

こんなセクションを作るとは思ってもいませんでした。

U-22プログラミング・コンテストに応募し、結果「Cracker」で2つ賞を受賞しました。

  • U-22プログラミング・コンテスト 経済産業省商務情報政策局
  • U-22プログラミング・コンテスト フォーラムエイト賞

最終審査会では同じプログラミング/開発でも様々な分野のモノが聞けてとても興味深かったです。今後も積極的にコンテストや未踏とかに挑戦していきたいです。

書いた記事

今年のメインはZenn、というかZennにしか投稿していませんね。Zennに5記事投稿しました。

年始に友人とのLINEで「1記事/2ヶ月」という目標を立てていたのですが、ギリギリ足りませんでした。5記事程度なのでここに全部載せて見よう...かと思いましたが、めんどくさいので断念。

PocoPotaさんの記事一覧 | Zenn

資格

FEが取りたかった。全然勉強できなかった。

読んだ本

読んだ本(積読中も含む)一覧。情報系/理工系の本たちです。

軽く感想的な

やさしいC++AtCoderを一時期しようとして購入。AtCoderをあまり続けることができず、あまり読んではいないが、ポインタなどの今まで扱っていた言語では扱わない概念とかを知れてよかった。

暗号と認証:Cracker開発時にセキュリティに不安があり後日購入。Webに特に関係してそうな部分だけ読んだ。中身のデザインがよく、分かりやすいので良かった。暗号と認証の全体像を俯瞰できた。

おうちで学べるセキュリティ:5、6年前の情報なので古い感じが否めない。あまり読んでいない。

理科系の作文技術:文化祭システムの開発で、実際に他の人が使うためのドキュメントを大量に作る際に参考にした。マンガ形式なのでサクッと読める。理工系の人間は一度読んでおいた方が良いと思う。いつか元の新書の方も読んでみたい。

AI Tuber:APIの利用開始からyoutube配信までAI Tuberを作るための本って感じ Python入門を終えた人レベルならできそうで、この本のコンセプト通りで良かった。個人的にこういう0から何かのシステムを作り上げる話が好きなので(細かい工夫とかが知れて面白い)読んでいて楽しかった。

JavaScript本格入門:初心者向けではなく、ある程度プログラムは書ける中級者がJSのキチンとした理解をするための本。おそらくターゲット層に自分がピンポイントで居たので購入。まだ半分くらいしか読んでないけど、体系的に理解出来るので良い。

めくるめくる数学。:年末に購入。読んでいる途中だが、数学を日常生活に当てはめて取っ掛かりやすくしてあるが、きちんと数学的な内容もしっかりある。フィボナッチ数列黄金比素因数分解(RSA暗号)といった少しニッチだけど聞いたことある感じの内容もあり面白い。

安全なWebサイト(IPA):Crackerを作る際のセキュリティ対策のため読んだ。無料なのにきちんとした内容で勉強になった。セキュリティは特に体系的な理解と実装が求められると思う。追加で徳丸本も気になってる。

数学ガール:難しい。理解不能。数年後にもう一度読んでみる。

数学ガールの秘密のノート:高校以下の数学の内容に関して扱う。日頃の授業等には無い視点などがあり、面白い。

【番外編】情報系/理工系以外の本で特に面白かったもの

  • フェルマー料理:料理をめちゃくちゃ理論的に進めている漫画。ストーリーも良い。
  • 変な家:謎解き感があって面白い。

学習

技術系の勉強:今年は新たな技術を学ぶよりCrackerの開発・運用など実践に近い形式だった。その実践の上で必要だと感じたセキュリティに関しては年後半で書籍等で勉強した。JavaScriptも新たにというより、より深く学ぶ期間がもう少し必要そう。

資格の勉強:ほとんどできなかった。年末の学校の担任との面談で3年の1学期までに取得すれば調査書に書けると発破をかけられているので頑張ろうと思う。

その他勉強:約半年はCrackerの開発等に捧げたので学校の勉強はあまりできず。。。来年は受験生ですよ!

買ったもの

買って良かったモノを一部(本を除く)。

Technics EAH-AZ80 ワイヤレスイヤホン

1年間何もほぼ買っていなかったので散財欲が爆発した結果、最近持っていたワイヤレスイヤホンの調子が悪かったので購入。3.7万円位。高い。

音質はもちろん、届く前は「必要ないだろ」と思っていたノイズキャンセリング機能が想像以上に良く、驚きを隠せない。2023年のベストバイです。

Amazon.co.jp: パナソニック(Panasonic) テクニクス ワイヤレスイヤホン EAH-AZ80-K ブラック bluetooth ノイズキャンセリング 3台マルチポイント IPX4 …

CIO 柔らかいシリコンケーブル

めっっちゃくちゃ柔らかい。ずっと触っていたいくらい柔らかい。購入時の想像を絶するほどの柔らかさ。全員買え。

あと最近はCIOが推し企業。色々と面白い製品を出してくれるし、なにより今まで謎の中華メーカーしか販売していなかった怪しい製品を日本企業であるCIOがきちんと製造し、販売してくれているので安心感がすごい。

株式会社CIO(シーアイオー)公式HP 充電器・モバイルバッテリーメーカー

CIO ケーブル内蔵モバイルバッテリー

修学旅行でハワイに行く際に購入。またまたCIOです。ケーブル内蔵型なのでモバイルバッテリーと別にケーブルを持っておく必要がなくて旅行中重宝した。

Amazon | CIO ケーブル内蔵 モバイルバッテリー SMARTCOBY Pro CABLE 【着脱可 USB-Cモデル】 10000mAh 35W iPhone 15 対応 デジタル残量表示 …

マグネット付きケーブルバンド

以前ダイソーで販売されていた同様の製品が良かったので購入。パソコンデスクの隣に金属ラックが置いてあるので、ケーブルの先にこれを付けてラックに付けると便利。メーカーは何でも良いだろうけど、以下のものを買った。

Amazon.co.jp: AZUSA 強力マグネット ケーブルバンド 紛失防止のペアリングホール付き (6個入) シリコン クリップ 配線まとめ 磁石 ケーブル整理 (MIX1) : 文房具・オフィ…

おわり

おわり!2023年もお世話になりました。2024年もよろしくお願いします!